銀杏BOYZ

銀杏BOYZのライブに行く時におさえておきたい定番曲10選

みなさま「銀杏BOYZ」というバンドをご存知でしょうか?

現在正規メンバーはボーカル/ギター担当の峯田和伸が一人のみ。他のパートはサポートメンバを使い活動しているバンドです。メンバが一人の為、「銀杏BOYZ=峯田和伸」と言ってしまってもいいかもしれません。

峯田は音楽活動だけでなく俳優業も行っており、特に最近ではNHK朝ドラの「ひよっこ」や石原さとみ主演の「高嶺の花」などに出演したことで露出が増え知名度が上がってきています。それに伴いドラマで初めて峯田を知り、そこから銀杏BOYZにも興味をもった方も多いのではないでしょうか。もしかしたら現在はミュージシャンとしての峯田よりも俳優としての峯田の方が知名度があるかもしてません。

私は20年近く峯田を追い続けており、これまでライブやイベントを50回くらい観に行っているのですが、最近周りの知り合いや友人から銀杏BOYZの事について聞かれる事が多くなりました。

何枚もCD出してるみたいだから何から聴けばいいのかよくわからない、という方もいるかと思います。

そこは安心してください。そんな方に向けてこの記事では最近、峯田和伸、銀杏BOYZを知った方、興味を持った方にむけて、これからライブに行く際におさえておきたい定番曲を10曲ピックアップしてみました。

銀杏BOYZの醍醐味はやはりライブです。少しでも興味をもたれたならば是非ライブ会場に足を運んでいただきたいです。実は銀杏BOYZの楽曲はあまり多くありません。なのでライブでやる曲もある程度絞られてくるんですよね。

ここで挙げた10曲はワンマンライブであればほぼ演奏されると思ってもらっていいです。だから例え一夜漬けでもある程度は銀杏BOYZのライブを楽しめるようになるはずです。

ここで挙げる10曲は私個人が好きな曲やオススメしたい曲ではなく、2017年以降の銀杏BOYZ主催のライブで多く演奏されている曲を中心にまとめています。

また、挙げていく順番もライブで演奏されている順番に近い構成にしています。順番に聴いてみる事でほんの少しだけライブのイメージが湧くと思います。

ここではYouTubeのリンクを貼っていますが、銀杏BOYZの楽曲はApple MusicやSpotifyのようなサブスクリプションサービスでほぼ全曲配信されてますのでそちらでも是非聴いてみてください。

銀杏BOYZのライブ定番曲10選

1.人間

銀杏BOYZのライブで1曲目に演奏される事が非常に多い曲です。

まず峯田が一人ステージに登場し、アコースティックギター1本またはアカペラで歌い始めます。同時にお客さんも全員で大合唱。曲の中盤から他のメンバーも登場し後半からバンド演奏になります。2014年に銀杏BOYZが現在の体制になって以降、ツアーではほぼこの曲が1曲目に演奏されています。2017年の武道館ライブではアンコールの1曲目に演奏されました。

みうらじゅんさんはこの曲が好きだと公言されており、過去に峯田とのトークショーで一緒に歌う姿が何度かみられました。

2.駆け抜けて性春

「駆け抜けて性春」は元々は銀杏BOYZの前身バンドであるゴーイングステディの時代に作られた曲です。ゴーイングステディについてはまた別の機会にまとめるのでここでは割愛しますが、銀杏BOYZではゴーイングステディの曲の多くが再レコーディングされています。

そしてこの曲が再レコーディングされた時にはゲストボーカルとして元ジュディマリのYUKIが参加するという大きなアレンジが行われています。

銀杏BOYZのライブではYUKIが歌うパートの時はスタンドマイク(この曲では峯田はギターを弾くため)を客席に向けてお客さんに歌わせるかたちをとります。上にリンクさせたものは銀杏BOYZと大森靖子の2マンライブの時の映像です。この時はYUKIパートを大森靖子が歌っています。

この曲はライブの前半(2曲目か3曲目)に演奏されます。中盤以降で演奏される事はなぜかありません。

3.エンジェルベイビー

銀杏BOYZはCDをなかなか出さない事で有名です。2005年に1stアルバムを2枚同時にリリースしましたがその次のアルバムが出たのが2014年でした。アルバムを出すのに9年かかっています。

そんな銀杏BOYZが2017年に3ヶ月連続でシングルリリースしました。昔から好きな人ほどどうせ出るわけがないと言っていたような気がします。が、結局はきちんと発売されました。

その1枚目のシングルが「エンジェルベイビー」でした。

聴いてのとおりド直球でポップでロックな曲です。ロックとの出会いと衝撃を歌っている神聖かまってちゃんの「ロックンロールは鳴り止まないっ」の銀杏BOYZ版といった感じです。2017年以降のライブではほぼ必ず演奏される一曲です。武道館ライブでは一曲目に披露されました。

4.恋は永遠

曲が始まるのは2:10から。

2017年の3ヶ月連続シングルリリースの3枚目のシングルです。歌謡曲のようなメロディーに歌詞に「ストロベリーフィールズ」というビートルズに関するキーワードが出てくることからまるで「ひよっこ」の宗男おじさんが歌っているようにも見えてきます。私の周りではこの曲を好きだという人が多いのですが、昔からの熱心なファンよりも比較的ライト層、最近 銀杏BOYZを知った人が多い印象を受けます。

テレビ出演する際もこの曲が演奏される事が多く、2017年以降の銀杏BOYZを代表する一曲なのは間違いありません。ライブでは比較的中盤に演奏される事が多いです。

5.夢で逢えたら

銀杏BOYZの初期からの代表曲の一つです。「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」のエンディングテーマに使われていた事でも有名です。

とにかく人気のある曲なので、この曲と次の「BABY BABY」はライブ演奏される時のお客さんの反応のレベルが違います。みんなが大好きな曲なんですが以前はあまりライブで演奏されていませんでした。しかし、2014年にアルバムを出して以降はかなり高確率で演奏されるようになっています。ライブの中盤から後半にかけて演奏される事が多いです。

6.BABY BABY

誰もが認める銀杏BOYZの代表曲が「BABY BABY」です。

ライブではみんながこの曲を聴きにきていると思います。そのため一番盛り上がる曲ですし、泣ける曲でもあります。演奏されるのも本編のクライマックスです。この曲は聴く人によって色々な姿に変化します。

片思いの人が聴くと胸が苦しくなる切ない歌になり、

恋人がいる人が聴くとラブラブな歌になり、

フラれたり恋人と別れた人が聴くと失恋の歌になります。

このように聴く人の環境でガラリと聴こえ方が違うのでライブ会場の雰囲気もいろんな感情が混ざり合い、なんともいえない不思議な空気になります。こればっかりは会場にいないと味わう事ができない体験です。

今回挙げる10曲の中でもこの曲だけは絶対に覚えてからライブに行ってみてください。

7.新訳 銀河鉄道の夜

「銀河鉄道の夜」という曲はこれまで3回音源化されています。

一つ目が銀杏BOYZの前身バンドであるゴーイングステディのセカンドアルバムである「さくらの唄」に収録されているバージョン。

二つ目が銀杏BOYZのファーストアルバム「DOOR」に収録されているバージョン。

そして三つ目が2014年に発売されたアルバム「光のなかに立っていてね」に収録されているバージョン。

どのバージョンもほとんど歌詞は同じなのですがどれもサビのメロディが違います。

↑はYouTubeのリンクは現在ライブで演奏されている三つ目のバージョン「新訳 銀河鉄道の夜」です。

ライブで演奏される時は照明が抑えられ、ミラーボールを使う演出が行われる事が多いです。銀杏BOYZのライブの中でも一番幻想的な雰囲気になる曲です。

ここからは蛇足ですが、実は「銀河鉄道の夜」には音源化されていないさらにもう一つ別のバージョンがあります。それは「新訳 銀河鉄道の夜」の前身バージョンである「銀河鉄道の夜 第二章〜ジョバンニに伝えよ、ここにいるよと」

これは2008年頃からライブでは演奏されてきました。メロディと歌詞もほとんど「新訳銀河鉄道の夜」と同じです。これのスタジオ録音バージョンがあるはずなのですがフルコーラスでは聴く事はできません。ただ、この曲の一部が2009年の東京メトロのCMで使われています。

この動画の中には当時のメンバとマネージャーがしれっと登場しています。

8.光

この記事のはじめに紹介した「人間」の続編として作られたのが「光」です。

ライブでは本編の最後に歌われる事が多い曲です。

「人間」ではお客さんの大合唱が起きるのがお決まりですが、この曲では合唱は起きません。お客さんは真剣にステージの上の峯田と向かい合う事になります。

また、現在のサポートメンバを迎えてからの「光」は完成度がとにかく高くバンドの演奏は必見です。

9.僕たちは世界を変えることができない

以前はライブの一番最後に歌われる事が多い曲でしたが、最近はライブ本編の最後に演奏される事が多くなっています。この曲が演奏されるという事はライブが終わっていくという事になるので寂しい気持ちになっていく曲でもあります。

メンバー曲を演奏をする時に「ワン、ツー、スリー、フォー」と声を掛け合ってタイミングを合わせるのですがそれに合わせてお客さんも一緒に声を出す事があります。

この曲はフェスやイベントでは歌われる事はなく、ツアーや単独ライブでのみ歌われます。

10.ぽあだむ

曲が始まるのは4:11くらいから。

現在アンコールで必ず演奏される一曲です。2014年発売のアルバム「光のなかに立っていてね」のリードナンバーでもあります。ライブの本当の最後に歌われる事が多いため、その日のエピローグ的な位置付けにもなります。

MVはファンの女の子たちが自分で撮影したキスする映像をひたすら流し続けるというなんとも幸せな映像となっています。曲が始まる前と最後に長澤まさみちゃんが出てきますがこの時カメラを持って撮影しているのは峯田本人です。

まとめ

本記事ではライブの定番曲をまとめました。はじめに書いた通り、この10曲はワンマンライブならまず演奏されます。

これらの曲が良いなと思った、実際にライブを観て良かった、と思ったら是非他の曲も聴いてみてください。曲数は少ないので割とすぐに全部の曲を聴けると思いますし、とにかく名曲揃いです。それらについてはまた別記事でまとめてみたいと思います。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。

 

2017年の武道館ライブを収録した作品です。

 

2008年のライジングサンロックフェスティバル、2011年7月のツアー、2014年の峯田一人でのライブ、3本のライブ映像が収録されています。