「お兄ちゃんが買ってもらったソフト、下の子も遊びたがるけど、同じものをもう1本買うのはちょっと…」

兄弟がいるご家庭なら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。ソフト1本の値段は6,000円以上することも多く、家族の人数分そろえるのは現実的ではありませんよね。

Switch2には、この悩みにそのまま応えてくれる「おすそわけ通信」という機能があります。ソフトを持っている人が1人いれば、持っていない人も一緒に遊べるという仕組みです。

ただし「ずっと遊べるようになる」わけではなく、いくつか知っておきたい条件もあります。この記事では、おすそわけ通信でできること・できないこと、必要なもの、対応しているソフトまでを整理したうえで、もうひとつの共有方法である「バーチャルゲームカードの貸し出し」との使い分けまで、ゲームに詳しくない方にもわかるように解説します。

Switch2のおすそわけ通信とは?ソフト1本を家族で共有できる機能

おすそわけ通信とは、自分が持っているソフトを、持っていない人に一時的に「おすそわけ」して、一緒に遊べる機能です。Switch2から新しく追加されました。

たとえば、お兄ちゃんが「ドンキーコング バナンザ」を持っているとします。弟はこのソフトを持っていません。それでも、お兄ちゃんがおすそわけ通信を始めれば、弟は自分の本体で同じソフトを一緒に遊べるようになります。

ソフトを買い足す必要がないので、兄弟でひとつのソフトを共有したい家庭にとっては、そのまま出費を抑えられる仕組みだと言えます。

おすそわけ通信でできること・できないこと

便利な機能ですが、「ソフトをあげる」わけではありません。できることとできないことをはっきり分けて整理すると、次のようになります。

できること ソフトを持っていない人も、一緒に同じソフトで遊べる
近くにいる人とも、離れている人とも遊べる
受け取る側は初代Switchでも参加できる
できないこと 通信が終わったあとも遊び続けること
受け取った側の本体にセーブデータを残すこと
初代Switchからソフトをおすそわけすること

いちばん大事なのは、遊べるのは「おすそわけ通信をしている間だけ」という点です。通信を終了すると、受け取った側はそのソフトで遊べなくなります。

また、受け取った側の本体にはセーブデータが残りません。「体験版のように試してもらって、気に入ったら買う」という使い方をした場合、購入後は最初から遊ぶことになる点は覚えておきましょう。

おすそわけ通信に必要なもの

「うちの環境でも使えるの?」がいちばん気になるところだと思います。渡す側と受け取る側で条件が違うので、分けて説明します。

ソフトを渡す側にはSwitch2が必要

ソフトをおすそわけできるのは、Switch2を持っている人だけです。初代Switchからおすそわけすることはできません。

受け取る側は初代Switchでも大丈夫

一方で、受け取る側は初代Switchでも参加できます。これは兄弟がいる家庭にとって、かなり実用的なポイントです。

「上の子にSwitch2を買って、下の子には上の子が使っていた初代Switchをお下がりで渡した」という形はよくあると思います。この構成でも、上の子のSwitch2からソフトをおすそわけして、2人で一緒に遊べます。

Switch2と初代Switchの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

離れた場所で遊ぶならNintendo Switch Onlineへの加入が必要

おすそわけ通信には2つのやり方があり、必要なものが変わります。

遊び方必要なものNintendo Switch Online
近くで遊ぶ
(ローカル通信)
本体を持ち寄る不要
離れて遊ぶ
(ゲームチャット)
安定したインターネット環境必要

同じ家の中や、おじいちゃんの家に本体を持って行って遊ぶ場合は、ローカル通信になるので追加の費用はかかりません

一方、離れて暮らす友達やいとこと遊ぶ場合は「ゲームチャット」という機能を使うことになり、こちらは2026年4月1日から、Nintendo Switch Online(有料)への加入が必須になりました。それ以前は無料で使えていた時期があるため、情報が古いままのサイトもあります。注意してください。

Nintendo Switch Onlineの料金プランについては、こちらで詳しく比較しています。

おすそわけ通信のやり方

実際の手順はソフトによって少しずつ違いますが、ソフトを持っている人が「親機」になって、おすそわけを始めるという流れは共通です。

近くにいる人と遊ぶ場合(ローカル通信)

  1. ソフトを持っている人がSwitch2でそのソフトを起動する
  2. ゲーム内のメニューから「おすそわけ通信」を選ぶ
  3. 受け取る側の本体で、おすそわけ通信に参加する

本体同士が近くにあれば、インターネットに接続していなくても遊べます。

離れている人と遊ぶ場合(ゲームチャット)

離れた相手と遊ぶ場合は、Switch2のコントローラーにある「Cボタン」を押してゲームチャットを始め、その中でおすそわけ通信を使います。前述のとおり、Nintendo Switch Onlineへの加入が必要です。

おすそわけ通信に対応しているソフト一覧

すべてのソフトが対応しているわけではありません。任天堂の公式サイトで公開されている対応ソフトは、2026年7月16日時点で以下のとおりです。

Switch2用ソフト

  • Star Fox
  • ぽこ あ ポケモン
  • マリオテニス フィーバー
  • カービィのエアライダー
  • スーパーマリオブラザーズ ワンダー Nintendo Switch 2 Edition + みんなでリンリンパーク
  • ドンキーコング バナンザ
  • スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition + ジャンボリーTV

初代Switch用ソフト

  • ドンキーコング リターンズ HD
  • やわらかあたま塾 いっしょにあたまのストレッチ
  • スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド
  • 世界のアソビ大全51
  • 進め!キノピオ隊長
  • スーパーマリオ オデッセイ

親子や兄弟で遊ぶことを考えると、「スーパー マリオパーティ ジャンボリー」「世界のアソビ大全51」あたりは、ルールがわかりやすく年齢差があっても一緒に楽しみやすい作品です。ゲームに詳しくない親御さんが初めて子どもと遊ぶ1本としても向いています。

なお、対応ソフトは今後増える可能性があります。最新の情報は任天堂公式のおすそわけ通信ページで確認できます。

兄弟でソフトを共有するもうひとつの方法「貸し出し」

実は、兄弟でソフト1本を共有する方法はおすそわけ通信だけではありません。ダウンロード版のソフトなら、「バーチャルゲームカード」の貸し出しという選択肢もあります。

これは、ダウンロード版のソフトをカードのように扱い、家族のメンバーに一定期間貸せる仕組みです。おすそわけ通信とは目的がまったく違うので、違いを知っておくと選びやすくなります。

おすそわけ通信 貸し出し
遊び方 一緒に遊ぶ
(同時プレイ)
交代で遊ぶ
(貸すと自分は遊べない)
遊べる期間 通信をしている間だけ 最大14日間
セーブデータ 残らない 借りた本体に残る
相手の条件 誰でも可 ファミリーグループのメンバーのみ
ソフトの条件 対応ソフトのみ ダウンロード版のみ

いちばん大きな違いは、おすそわけ通信は「一緒に遊ぶ」ための機能、貸し出しは「順番に遊ぶ」ための機能だという点です。

  • 兄弟が並んで一緒に遊びたい → おすそわけ通信
  • 下の子にしばらく貸してあげたい → 貸し出し

なお貸し出しには、貸す相手がニンテンドーアカウントのファミリーグループに登録されていることと、貸し出しの操作時に本体同士が近くにあることが必要です。同時に貸せるのは最大3人までで、1人が借りられるのは1本までとなっています。

バーチャルゲームカードの詳しい使い方は、こちらの記事で解説しています。

親が知っておきたい3つの注意点

①買ったつもりにならないよう子どもに伝えておく

子どもは「遊べた=手に入った」と受け取りがちです。通信が終われば遊べなくなることを、あらかじめ伝えておくとトラブルになりません。

②セーブデータが残らない

おすそわけ通信で遊んだ内容は、受け取った側の本体には保存されません。「気に入ったので後で買った」という場合も、続きからではなく最初から遊ぶことになります。

③遊んだ内容はみまもりアプリで確認できる

「持っていないソフトで遊べるなら、親が知らないゲームを勝手に遊んでしまうのでは」と心配になるかもしれません。

この点は、おすそわけ通信で遊んだソフトとプレイ時間も、スマートフォンアプリ「Nintendo みまもり Switch」から確認できます。何をどれだけ遊んだかは、いつも通り把握できるので安心してください。

みまもり設定の使い方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

おすそわけ通信のよくある質問

Q1. ソフトを2本買わなくてよくなるということですか?

「一緒に遊ぶとき」に限れば、その通りです。ただし、それぞれが好きなタイミングで自由に遊びたい場合は、やはり人数分のソフトが必要になります。おすそわけ通信は「一緒に遊ぶ時間を作るための機能」と考えるのが正確です。

なお、ダウンロード版であれば前述の「貸し出し」を使って、下の子に最大14日間わたしておく方法もあります。用途に応じて使い分けてください。

Q2. 何人まで一緒に遊べますか?

ソフトによって異なります。2人までのものもあれば、4人で遊べるものもあります。遊びたいソフトの公式ページで対応人数を確認してください。

Q3. 初代Switchしか持っていない場合は使えませんか?

受け取る側としては参加できます。ただし、自分のソフトを誰かにおすそわけすることはできません。おすそわけできるのはSwitch2だけです。

Q4. ダウンロード版とパッケージ版で違いはありますか?

どちらでもおすそわけ通信は利用できます。対応しているソフトかどうかが条件になります。

まとめ|Switch2のおすそわけ通信

  • おすそわけ通信は、ソフトを持っていない人にも一時的に共有して一緒に遊べる機能
  • おすそわけできるのはSwitch2のみ。受け取る側は初代Switchでも参加できる
  • 遊べるのは通信中だけで、セーブデータは受け取った側に残らない
  • 近くで遊ぶなら追加費用は不要。離れて遊ぶ場合はNintendo Switch Onlineへの加入が必要
  • 遊んだソフトとプレイ時間は、みまもりアプリから確認できる
  • 「一緒に遊ぶ」ならおすそわけ通信、「順番に遊ぶ」ならバーチャルゲームカードの貸し出しが向いている

「同じソフトを2本買わないと兄弟で遊べない」と思っていた方にとっては、選択肢がひとつ増える機能だと思います。まずは対応ソフトの中から、家族みんなで楽しめそうな1本を選んでみてください。

Switch2の購入を検討している段階の方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

ABOUT ME
sisolog
任天堂ゲームが好きで、ほぼ全シリーズをプレイしてきました。子どもと一緒にSwitch/Switch2で遊ぶ中で、「ゲームに詳しくない親御さん」が感じる不安や疑問をたくさん見聞きしてきたことがこのブログを始めたきっかけです。ゲームの魅力を一方的に語るのではなく、安全性・費用・年齢の目安など、親目線で知りたい情報を正直にお伝えすることを大切にしています。 これまでの記事一覧はこちら