みなさま、映画観てますか?
2011年に公開された「スカイライン-征服」の続編にあたる「スカイライン-奪還」を観ました。
いやはや、とんでもなくヘンテコな映画でした。
とにかく観ていただきたい1本だったので今回はこの「スカイライン -奪還」を取り上げてみたいと思います。
目次
「スカイライン-奪還」予告編
スタッフ・キャスト
監督 リアム・オドネル
脚本 リアム・オドネルキャスト
フランク・グリロ/マーク
ボヤナ・ノバコビッチ/オードリー
ジョニー・ウェストン/トレント
イコ・ウワイス/スア
ヤヤン・ルヒアン/チーフ
あらすじ
地球に出現した謎の未確認飛行物体により、人びとは次々と地上から吸い上げられていった。その結果、地球はわずか3日間で謎の生命体に征服されてしまった。
息子のトレントとともに宇宙船に吸い込まれたロサンゼルス市警の刑事マークは、エイリアンへ変貌を遂げながらも人間の心を残していたジャロッドとの共闘によって、宇宙船の破壊に成功する。
内戦が続くラオスに墜落した宇宙船から、ジャロッドの娘ローズとともに脱出したマークは反政府組織のボス・スアと共闘し、エイリアンに対抗する手がかりを見つけ出す。しかし、アジトの周辺はすでに大量のエイリアンたちに取り囲まれていた。
「スカイライン-奪還」感想
まさかまさかの続編公開
はじめに書いたとおり、「スカイライン-奪還」は「スカイライン-征服」に続くシリーズの2作目です。
1作目の「スカイライン-征服」は実はあまり評判がよくありません。私も当時劇場で観た者の一人なのでそれは納得できます。ただ、個人的には嫌いになれないというか、どちらかというと好きな映画なんですよね。
まあ一言でいうとB級のSF映画なんですよ。テレビ東京の午後のロードショウなんかで観るのがよく似合う一本なんです。
B級なんですがこの映画はエンディングがとても変なんですね。おそらくこの映画を観た多くの人がエンディングについて話をするでしょう。そのエンディングですが、どんでん返しがあったりするわけではなく「え、ここでおわり?!」ていう感じで話の途中で終わっちゃうんです。
話の途中でブツッと終わってしまうので当然数年先に続編やるんだろうなと思っていたのですが、その後全くその話を聞きませんでした。。加えて周りの評判もあまりよくなかったのであのままシリーズ打ち切りになったんだな、と思っていました。
それが7年後経った2018年にまさかの続編公開です。これを聞いた時、結構おどろきましたし結構嬉しかったです。
前半は「スカイライン2」後半は「ザ・レイド3」
そんな「スカイライン -奪還」ですが予告を観るとどうやら前作と雰囲気が違うように見えました。なぜか人間がエイリアンと格闘してるんですよね。他の宣伝もこの格闘をひたすら推していました。だから勝手に名前こそ「スカイライン」を謳ってますが中身は前作と関係がないのかなと思ってました。
で、いざ観てみると前半は前作と同じ雰囲気なんですね。というか時間軸も前作と同じで別の人物の視点で見た物語なんですね。そしてエイリアンの襲来から地球が征服されるまでが描かれます。それが中盤までです。
そして後半に入ると舞台がなぜかラオスに移ります。
そのラオスで登場するのが大傑作アクション映画「ザ・レイド」の主人公役イコ・ウワイスと敵役のヤヤン・ルヒアンです。「ザ・レイド」に出てきた格闘術「シラット」は本作でもバリバリ登場しますl。そこからは一点それまでのB級SF映画から一気に格闘アクション映画へと変貌していきます。
エイリアンを殴り倒すのはこの映画くらい
それまで圧倒的な強さを誇ったエイリアンですがラオス編に入ると雲行きが怪しくなってきます。なんせ「ザ・レイド」の世界に踏み込むわけですからいくらエイリアンといえど無事で済むわけがありません。
予告編にも出てくるので書いてしまいますと今回のエイリアンはシラットを前にボコボコにやられます。エイリアンが登場する作品でそのエイリアンを次々と撲殺していく映画はこれまでなかったような気がします。
意外といままでみんな気づかなかったのですが、エイリアンって殴って殺せるんですね。これ、実はコロンブスの卵的な発見だと思うんです。エイリアンと対抗するにはやっぱり重火器が必要だと思いますよね。
前作はできたら観ておきたい
できれば観ておいた方がいいと思います。主人公や主要人物は今作から登場するキャラクタではありますが、前作の主人公などが出て来ます。だから観ておいた方がいいです。さらに前作を知っておいた方が物語を多面的にみる事ができますし、純粋に物語のキーとなる位置付けにいますから。
必須まではいかないですが、できるだけ観ておいた方がいいです。
エンドロールはまさかの展開
エイリアンを一通り殴り殺したあと、今作でも最後のにヘンテコな展開が出てきます。それがどんなものなのかは伏せておきますが、そのあとに流れるエンドロールは必見です。
それまで話を無視してまさかのNG集、メイキング映像が流れます。
その映像はとにかくみんなが楽しそうに写っています。
まあ、作り手側も最初からお客さんがマジメに観てる人はいないと考えてるように見受けらます。
なんというか、そのエンドロールが打ち上げの映像を観ているようでとてもほのぼのした気持ちになりました。
まとめ
今作は後半になってまさかの格闘アクション映画になりましたが、またしても嫌いになれない一本になりました。
ストーリー的にもまた変な終わり方をしているのでもし3作目が作られた時はまた劇場でチェックしたいと思っています。
おそらくまた全く違うジャンルの映画になるんでしょうね。笑
おしまい。