映画

映画感想「フリーガイ」ゲームに興味なくても必見の大傑作です

free_guy01

当ブログ1年以上ぶりの更新です。

更新はしていませんでしたが映画は見続けておりました。

かなり久しぶりの映画感想となりますが今回の「フリーガイ」は2021年を代表する一本でした。

個人的にはフリーガイは年間ベスト候補です。誰にでもオススメできる素晴らしい映画でした。

正直、今回私が言いたいのはゲームに興味がなくてもとりあえず見てくださいという事です。

だらだら書いていきますがこれにつきます。

はい、ということで久しぶりの映画感想です。とっとと行ってみましょう!!

あらすじ

「ナイト ミュージアム」のショーン・レビ監督が「デッドプール」のライアン・レイノルズとタッグを組み、何でもありのゲームの世界を舞台に、平凡なモブキャラが世界の危機を救うべく戦う姿を描いたアドベンチャーアクション。ルール無用のオンライン参加型アクションゲーム「フリー・シティ」。銀行の窓口係として強盗に襲われる毎日を繰り返していたガイは、謎の女性モロトフ・ガールとの出会いをきっかけに、退屈な日常に疑問を抱きはじめる。ついに強盗に反撃した彼は、この世界はビデオゲームの中で、自分はそのモブキャラだと気づく。新しい自分に生まれ変わることを決意したガイは、ゲーム内のプログラムや設定を無視して勝手に平和を守り始める。

映画.comより

 

「フリーガイ」予告編

スタッフ・キャスト・原題・上映時間など作品情報

監督
ショーン・レビ

キャスト
ライアン・レイノルズ/ガイ
ジョディ・カマー/モロトフ・ガール、ミリー
リル・レル・ハウリー/バディ
タイカ・ワイティティ/アントワン

原題
Free Guy

上映時間
115分

公開日
2021年8月13日

映画.comより

「フリーガイ」感想

ゲームに興味がなくても万人が楽しめる映画

この映画は架空のオンラインゲーム「フリーシティ」の世界と現実世界で「フリーシティ」の制作者、運営者を描いた作品です。

まずゲームに関する映画だからゲーム好きでないと楽しめないのでは、と思われるかもしれませんがそんな事はありません。

むしろゲームに興味がなくても全く問題ないです。

というのも現実にあるゲームのパロディはほとんどありません。

サマーウォーズのように架空のヴァーチャル空間のお話と思ってもらって大丈夫です。

なのでこの傑作をゲーム興味ないから、という理由でこの傑作を見ないのはもったいない、と強くお伝えしたいです。

そしてこの映画は以下の作品が好きでしたら間違いなく楽しめます。

これらはどれも大傑作ですし、誰にでも薦められる映画です。

これらの作品に新たに加わったのが今回の「フリーガイ」です。

もしこれらを見た事があって、面白いと思ったら「フリーガイ」も間違いなく楽しめると保証します。

どれも主人公が虚構の世界で自分に割り当てられた役割と自分がやりたいことの差をどう乗り超えていくのかを描いた作品たちです。

そして劇中はとにかく楽しくて笑えるのに最後はホロリとする喜劇の王道のスタイルをとっています。とにかく見てて楽しい映画です。

将来のために公開時の状況をメモがわりに書いておきます。

公開日2021年8月13日は同日にスーサイドスクワッド、ドントブリーズ2が公開されています。

ここまでハリウッド大作の公開日が重なるのも珍しい(スーサイドスクワッドも最強に面白い)です。

これはコロナ禍で1年以上ハリウッド作品が延期されており映画の公開が大渋滞しているのが原因です。

私たちはこの世界のモブキャラなのか?モブキャラとは?

この映画の主人公はオンラインゲームの中にいるモブキャラです。

モブキャラとは?

ゲームの世界では大きく分けてプレイヤーが自分の分身として操作するキャラとプログラムされたコンピュータが動かすキャラがいます。

プログラムされたキャラにはストーリーに関わるような重要なキャラクタがいますが、それ以外にストーリーにも関係なく名前もないまるで背景のようなその他大勢のキャラクタっていますよね。

これをモブキャラといいます。

映画やドラマで「村人A」「クラスメイトB」みたいなキャラクタ、こういった人たちです。

ちなみにこの「モブキャラ」英語のセリフでは「NPC」と言っていました。

NPCとはノンプレイヤーキャラの略です。プレイヤが操作しないキャラという意味です。

作中のゲーム「フリーシティ」は実在するゲームだと「グランドセフトオート」あたりが元ネタになってるように見えます。

created by Rinker
ロックスター・ゲームス
¥3,109
(2021/11/30 20:23:53時点 Amazon調べ-詳細)

「フリーシティ」の世界では大きな街の中に複数のプレイヤが同時に接続して武器や兵器、乗り物を使ってやりたい放題なんでもできます。

その世界でのモブキャラの役割はプレイヤのやられ役です。

プレイヤが運転する車にひかれたり銃で撃たれたり。

ゲームはプレイヤを喜ばせないといけないので自然とやられ役になります。

そんなモブキャラの中の一人であるこの映画の主人公ガイはとあるAIシステムの影響で少しずつ自我が芽生えてきます。

自我が芽生えるということは意思を持つという事で自分で考え自分のやりたい事が出てくるという事です。

モブキャラはあらかじめプログラムされた行動しかできません。

だから自分の意思はないし意思を持つことは許されません。

プログラムされた事以外やってはいけないし、やってしまったらそれはバグ(プログラム上の問題)として修正されてしまいます。

そんな普通のモブキャラとは違う行動をし始めるガイは少しずつプレイヤたちの間で注目されていきます。

そして話題になるにつれガイに変化を起こしたAIシステムが、実は「フリーシティ」の根幹を揺るがすタブーである事がわかります。

そのタブーを暴こうとするゲーム開発者とそれを隠したい運営会社の社長との戦いへと発展していきます。

タブーを隠したい社長にとってガイは邪魔な存在となっていき、ゲーム上から消そうするが・・・というお話です。

このモブキャラは現実世界で置き換えると普通の一般市民にあたります。

芸能人でもプロスポーツ選手でも政治家でもインフルエンサーでもない、ほとんどの普通の人たち。

この映画の中のモブキャラは私たちの分身なのです。

ガイは自分の存在を消されそうになりながらもタブーを暴くために奮闘します。

そして他のモブキャラたちに協力してもらおうとするのですが、断られます。

「自分たちには無理だ、君は特別な存在だから自分のやりたい事ができるんだ」と。

自分たちも何かやりたい事が会った時に、同じような言い訳をしてしまいます。

環境だったり経済的な事だったり。自分でできない理由を作り自分でブレーキ踏みがちです。

自分の人生の主役は自分です。人生のモブキャラな人はいません。

だから周りを言い訳にはせず自分で選択して自分で行動しなければいけない。

「フリーガイ」を見ていて思いました。

デッドプールより先に実現したディズニーパロディ

主役のガイを演じるのはライアン・レイノルズです。そしてこの映画を作ったのは20世紀スタジオ(元20世紀フォックス)。

映画に詳しい人はわかりますが、これは「デッドプール」を作った布陣です。

デッドプールとは自分が物語の中のキャラクタであると自覚しているスーパーヒーローでメタ要素満載の作品です。

created by Rinker
¥299
(2021/11/30 19:33:07時点 Amazon調べ-詳細)

たとえば映画の中で巻き戻しをしてしまったり、カメラを動かして勝手にアングル変えたり、観客に話しかけてきたり、色々な映画ネタを使ったりと禁じ手ばかり使います。

デッドプールはマーベルのキャラクタですが、大人の事情で映画の権利は20世紀フォックスが持っていました。それが20世紀フォックスが本家マーベルの親会社であるディズニーに買収されました。

実家に戻ってきた形ですね。

ファンの間では次の作品ではディズニーネタ使って大暴れしてくれるのではないかと期待されています。

が、しかしその前にこの「フリーガイ」でディズニーネタを使ってきました。

それもちょこっとキャラクタを登場させる、というような中途半端なものではなく、おそらく劇中で一番盛り上がるタイミングでおもいっきりベストな方法でやってのけました。

実際に私が劇場で見た時もお客さんの反応が一番良かったです。

個人的にはこのパロディシーンを見ただけで映画代の元はとったと思いました。

むかし遊んだゲームをもう一度遊んでみたくなる映画

私はトイストーリーを見てからおもちゃに感情移入し接し方が変わり、雑に扱わなくなりました。そういう人多いんじゃないでしょうか。

この映画をみるとゲームの中のモブキャラたちへ感情移入し、接し方が変わりそうです。

私はかつて遊んだゲームのなかで出会ったキャラクタたちにもう一度会いたくなりました。

映画を見終えて家に帰り私がまずやったのは「あつまれ どうぶつの森」です。

created by Rinker
任天堂
¥5,491
(2021/12/01 04:13:23時点 Amazon調べ-詳細)

2020年の春に発売され大ブームになった「あつ森」ですが、わたしも夏くらいまでは熱中しましたが少しずつ遊ぶ機会がへり気づけば半年以上プレイしていませんでした。

しかし、久しぶりに自分の作った島に行くと住人たちは自分を迎えてくれました。

そんなゲームとの付き合い方も考えさせてくれる映画です。

少しだけフリーガイの不満点

劇中の後半、タブーを暴かれるのを恐れた運営会社の社長は「フリーシティ」の続編を発売するので、発売と同時にそれまで運営していた旧「フリーシティ」のサービスを終了させようとします。

サービス終了するからゲームの世界がなくなってしまう。という展開になるのですが、普通のゲームはそんなことはしません。

オンラインゲームは新作を発売しても並行して運営していくのが普通です。それかデータを丸ごと新作に移行させるとかですね。なのでここはリアリティがなかったです。

あと、これは映画中身ではないのですが、「フリーガイ」はパンフレットが作られてないんですよね。これはとても不満です。

「ジャングルクルーズ」もありませんでした。最近のディズニーどうしちゃったんでしょう…

「フリーガイ」についてまとめです

久しぶりの感想ということもあり、長くなってしまいましたが、とりあえず一人でも多くの方に見てもらいたいです。

そして私は周りの人に勧めたいと思っています。

繰り返しますが、

「ゲームに興味がなくてもとりあえず見てください」傑作なので。