任天堂の有料のオンラインサービスNintendo Switch Online(以下スイッチオンライン)
加入者はゲームでオンラインプレイができるだけでなく、さまざまな特典が用意されています。
そんなスイッチオンラインに2021年10月、「追加パック」という上位プランが登場しました。
従来のプランに加えてさらに3つの特典が追加されるのですが、これが加入するか非常に悩むバランスです。
追加プランで加わるサービスは3つです。
- ニンテンドー64のソフトが遊べる
- メガドライブのソフトが遊べる
- どうぶつの森の有料追加コンテンツが遊べる
そして価格はというと
- 通常プラン:年間2400円
- 追加パック:年間4900円
これまでのプランは年間2400円でしたが、追加プランにすると4900円。
差額は2500円、倍以上なんですよね。
ポイントはやはり年会費4900円を払う価値はあるのか?という事です。
実際に加入してみてメリットデメリットをまとめてみました。
そして私なりの結論は以下のとなりました。
・3つの追加特典で2つ以上に魅力を感じるなら加入すべき
・1つしか魅力を感じない人は現時点では見送ってOK。
現時点では値段分のお得感はあまりない、というのが正直なところです。
なぜそのように結論したか、
それぞれメリット,デメリットについて見ていきたいと思います。
それでは行ってみましょう!!
目次
Nintendo Switch Online追加パック加入のメリット
まずは追加パックに加入した際のメリットから見ていきましょう。
追加される3つの特典自体はとても魅力的です。
実際に加入してみて良かった点、メリットは以下の通りです。
- ニンテンドー64、メガドライブを高解像度で遊べる
- 64、メガドラのソフトを友達とオンラインプレイできる
- どうぶつの森の追加コンテンツが遊べる
ニンテンドー64、メガドライブを高解像度で遊べる
スイッチで遊べるからといって映像が綺麗になったというわけではありません。
綺麗ではありませんが、現在のテレビの解像度に合わせて表示されるのでとてもくっきり見やすくなっています。
当時はSD画質で解像度が低いためいま見るとボヤけて見えますがこれがパキッと見やすくなっています。
スーパーマリオ3Dコレクションでスーパーマリオ64が収録されていますがそれと同じイメージです。
ニンテンドー64、メガドライブをオンラインで遊べる
ニンテンドー64はコントローラが4つ接続できる初めてのハードでした。
そのため64は多人数プレイが盛り上がるソフトが多いハードです。
マリオカート64やスマブラ、007ゴールデンアイといったソフトはそれ一本だけで夜通し友達と遊んだものです。
そんな64がオンラインでも友達と遊べるのは大きなメリットと言えるでしょう。
メガドライブは同時遊べるのは2人までですが、ガンスターヒーローズやコントラなどは二人同時での協力プレイが非常に面白いソフトなのでオススメです。
あつまれ どうぶつの森の有料追加コンテンツが遊べる
追加パックに加入すると2021年11月5日年から配信されている「あつまれ どうぶつの森」の有料追加コンテンツである「ハッピーホームパラダイス」を遊ぶことができます。
有料追加コンテンツは通常お金を払って追加要素を遊ぶものですが加入者は無料で遊ぶ事ができます。
スイッチオンラインの通常プランと追加パックの価格差は2500円です。
どうぶつの森の有料追加コンテンツは同額の2500円で販売されています。
ここが非常に悩ましいですね。
同じ値段なら64やメガドライブも遊べる追加パック加入しようかな、という考えが出てきます。
追加パックに加入すべきか?という疑問の結論として「3つ追加されるコンテンツのうち2つに魅力的であれば加入すべき」として理由はここにあります。
どうぶつの森の追加コンテンツだけに魅力を感じるのなら単品購入でいいでしょう。
64やメガドライブも遊びたいと感じていればその分お得になるので加入をお勧めします。
Nintendo Switch Online追加パック加入のデメリット
ここからは追加パックのマイナス面も見ていきましょう。
- 64、メガドラは起動時インターネットに繋ぐ必要がある
- 64、メガドラの配信タイトルが少ない
- 1年プランしかない。
- あつ森DLCは解約すると遊べなくなる。
64、メガドラは起動時インターネットに繋ぐ必要がある
スイッチは外出先で遊ぶ人も多いと思いますがニンテンドー64とメガドライブのソフトを遊ぶ際、インターネットへの接続が必要です。
インターネットへの接続は常時ではなく起動時のみです。
おそらく起動時に追加パックに加入しているアカウントなのか認証するため接続しているのだと思います。
一度認証されると一週間はインターネットへの接続は不要になります。
64、メガドラの配信タイトルが少ない
サービス開始時は配信タイトルが少なめです。
ニンテンドー64:8本
メガドライブ:14本
今後タイトルが追加される事はアナウンスされています。
遊びたいタイトルが増えてきたら加入する、というのも一つの方法です。
料金が1年プランしかない
通常プランでは1ヶ月、3ヶ月、12ヶ月プランが用意されていますが、
追加プランでは12ヶ月プランしか用意されていません。
割高でも細かく選べるようにしてくれた方が親切だったのではないかなと思います。
あつ森DLCは解約すると遊べなくなる
追加パックの大きなセールスポイントに見える「あつまれ どうぶつの森」の有料追加コンテンツですが、遊べるのが追加プラン加入中のみです。
セーブデータは消えないので再度加入すれば続きを遊ぶ事が可能です。
また遊ぶ事ができるのは追加プランに加入している人(アカウント)のみです。
たとえば、家族数人で1台のスイッチを使っている場合、遊べるのは追加プランに加入している人(アカウント)のみです。全員が遊べるようにするにはファミリープランに加入する必要があるので注意が必要です。
なお、単品で2500円で販売されているハッピーホームパラダイスを購入すると、その本体で遊んでいる全員がプレイ可能です。
2人以上で「あつまれ どうぶつの森」を遊んでいる場合は単品購入がお勧めです。
追加パックに将来的に追加されそうな特典予想
追加パックはあまりお得とは思っていません。
通常プランもそうですが、将来的に特典が増えていく可能性が非常に高いです。任天堂も追加予定とはアナウンスしているので確定と言っていいでしょう。
では今後どのような特典が増えていくか、個人的に増えてもらいたいものも含めて挙げてみたいと思います。
ゲームボーイ、PCエンジンなど遊べるハードの追加
Nintendo Switch Online では当初遊べたのはファミコンのソフトだけでした。
それがいまはスーパーファミコン、64、メガドライブと4機種まで増えています。
今後も対応ハードが増えていく可能性は非常に高いです。
どのようなハードが追加されるのか、まず予想できるのが、これまでWiiやWiiUでヴァーチャルコンソールとしてソフトが販売されたことがあるハードです。
ゲームボーイ、ゲームボーイアドバンス、PCエンジンあたりは有力でしょう。
個人的には追加パック加入者のみで良いのでゲームキューブのソフトたちが遊べるようになってもらいたいですね。
キューブのソフトにもなるとソフトのボリュームがあるので、スイッチ用ソフトのプレイ時間が奪われてしまうと考えているのかもしれません。
他の任天堂ソフトのダウンロードコンテンツ
追加パックの加入特典の一つ「どうぶつの森ハッピーホームパラダイス」は単独で購入すると2500円するため、これを加入者が遊べるというのは大きなメリットです。
ただ、通常プランと追加パックの価格差と同じ2500円なので特別お得と感じることがないのも正直なところです。
ただ、今後別のソフトのダウンロードコンテンツも特典に含まれてくると途端にお得感が増してきます。
これまでもスイッチのソフトでは以下のソフトで有料ダウンロードコンテンツが販売されています。
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
スプラトゥーン2
ポケットモンスター ソード/シールド
スマッシュブラザーズ SPECIAL
などのビッグタイトルで有料ダウンロードコンテンツが販売されています。
どれも2500円くらいで販売されていますが、今後これらのタイトルや将来的に配信される有料ダウンロードコンテンツが加入者は無料で遊べます、となったら
任天堂の新ハードを優先的に販売してくれる権利
ソニーがアメリカでPS5を販売する際有料オンラインサービスである「PlayStation Plus」に加入している人に優先的に販売した事がありました。
言ったらお得意さんに優先的に売りますよ、という事をやったわけです。
現在ゲームハードはどのハードも手に入れづらいものになっています。
半導体不足で生産数が限られる事、それを見越して転売屋が買い占めてしまっていることが原因です。
そういったことの対策の一つとして長期加入している人には将来的に販売される、時世代ハードを優先的に売ってくれるよう特典に加えてもらいたいところです。
まとめです
追加パックに加入する際のメリット、デメリットを挙げてみました。
追加パックに加入して損することはないと個人的には思いますが、特別にお得感があるわけでもない、というのがサービス開始時の正直な感想です。
個人的に任天堂のファンとしてお布施のつもりで今後も加入し続ける予定です。
しかし、そこまで熱心なファンではないよ、という方は将来的に特典内容が追加されると予想されるため、より特典が充実してから加入する、というのも一つの選択肢だと思います。