私はTBSラジオの大ファンでして、ラジオであれば朝から晩までそれこそずっと聴いていられるのですが、その中でもトップクラスで好きな番組が「アフター6ジャンクション」という番組です。
「アフター6ジャンクション」(通称:アトロク)
この番組はヒップホップグループ ライムスターの宇多丸さんがメインパーソナリティを担当しています。
放送時間は毎週月曜から金曜まで毎日18時から21時まで3時間生放送の番組です。
映画、音楽、本といった様々なカルチャーを取り上げ、深く掘り下げる番組でして「聴く雑誌」のような番組です。
この番組の中で毎日様々なミュージシャンがスタジオで20分ほど生ライブをやる「Live & Direct」というコーナがあります。
このコーナではテレビの音楽番組に出るよううな人から駆け出しのミュージシャンまでかなりバラエティ豊かな方たちが毎日登場します。
そんな中、2019年1月29日に出演していた「Kitri」さんという方たちのパフォーマンスが素晴らしく一発でファンになってしまったので簡単に情報をまとめてみたいと思います。
まずはKitriさんの曲を聴いてみましょう
何はともあれまずは曲を聴くのが一番です。
メジャーデビューCDのリードナンバのMVがYouTubeで公開されていますのでまずは聴いてみてください。
1回聴くだけでその世界に引き込まれませんか?
透明感のある声とメロディの中に少しだけ暗さもあり、時折聞こえるクラシックのメロディ、なんとも独特な世界です。
この曲はリズムが打ち込みで加わっていますが、これまでの楽曲は基本的にピアノ連弾だけかピアノ+アコスティックギターに分かれて演奏するスタイルのようです。
連弾ということもありピアノだけでも弾き語り感はなく、かなり音に厚みがありますね。
Kitriさんとはどんな方たちなのか
アトロクの番組内でのやり取りからKitriさんたちがどのような方たちなのか書いてみます。以下は番組内での紹介部分の書き起こしです。
Kitriは姉妹からなるピアノ連弾ユニットボーカル。
ピアノセコンド(低音部)、作詞作曲も担当する姉のモナさん。
ピアノプリモ(高音部)ギター、パーカッション、コーラス担当 妹のヒナさん。
2015年京都を拠点に音楽活動を開始。
2016年のライブで京都を訪れた大橋トリオさんの手に自主制作CDが渡りその音源を聴いた大橋さんが絶賛。
その後、大橋さんが劇伴を手がけた映画「PとJK」テーマ曲のボーカルとハミングで参加。
大橋トリオプロデュースの1st EP「Primo」にてメジャーデビューを果たしました。
またスタジオライブ中、宇多丸さんとのトークで、なぜ「連弾で歌う」というスタイルになったのか、という話で「連弾で歌っている人をあまりみないので」と答えていました。
言われてみると確かに連弾で歌っている人は見たことないです。だからそれだけでも新鮮なんですね。
また、ヒナさんは前日に大学の卒業論文を提出してきたばかりだとか。
この日のスタジオライブで披露された曲は1st EPに収録されている3曲とカバー1曲という構成でした。
1.細胞のダンス
2.羅針鳥
3.硝子の少年(KinKi Kidsカバー)
4.一新
一瞬でスタジオの空気がKitriさんの世界観に包まれるのがわかりました。
そして「硝子の少年」も素晴らしかった。こちらもいつか音源にしていただきたいです。
宇多丸さんも独特の雰囲気について、その空気を汚してはいけないような気持ちになる、というような事を話されていました。
プロデューサー大橋トリオさんとKitriさんの関係
元々Kitriさんもそのご両親も大橋トリオさん大ファンだったとの事で、大橋さんが京都でライブを行った際、ご両親がCDを大橋さんの所属会社の社長さんに渡したことが全ての始まりのようです。
そのあたりについては以下のサイトの大橋さんとKitriさんを交えたインタビューが詳しいです。ボリュームもあり、これまでの足跡もよくわかります。
まとめ
私は今回アトロクで初めてKitriさんを知りました。
そして1曲聴くだけで完全にファンになってしまいました。
これを書いている今もAppleMusicでずっと曲を流しています。
今回の1st EP発売に伴ってライブを行うと番組で告知されていましたが調べてみたらチケットは売り切れのようでした。残念・・・
これから定期的に情報をチェックしてなんとか生で聴いてみたいと思っています。
(以下追記)
アトロクのHPに放送後記としてスタジオライブの時の様子がアップされました。