2020年2月からクラウドサービス「ポケモンHOME」が始まります。
ポケモンHOMEとは異なるポケットモンスターシリーズでゲットしたポケモンたちをまとめて預けておくことができるサービスです。
そこに預けたポケモンは今後新しいポケモンが発売された時等にそのソフトへ持っていく事ができます。
このサービスを利用すれば昔ゲットしたポケモンを最新作に登場させる、といった事ができます。
だからかつて自分がDSのポケモンでゲットしたポケモンを自分の子供が遊ぶスイッチのポケモンに移動させて登場させる、という事も可能です。
遊びの幅が広がる面白いサービスです。
はい、そのとおりです。
じつはポケモンHOMEの前にも同じようにポケモンを預けて別のソフトに移動させることができるポケバンクというサービスがありました。
このポケモンHOMEとポケバンク、似たサービスですが何が違うのか?
ざっくり言うと以下のとおりです
ポケバンクは・・・
・3DSのソフトにポケモンを移動させることができる
・スイッチから3DSへ移動はできない
ポケモンHOMEは・・・
・スイッチのソフトにポケモンを移動させることができる
・3DSからスイッチへ移動できる
厳密には違いはたくさんあるのですが、一番大きな違いはこの点です。
とりあえずはこの認識でOKです。
このあと具体的な違いについてまとめていきたいと思います。
では行ってみましょう!!!
目次
ポケモンHOMEとポケモンバンクの違いを比較
ポケモンHOMEとポケモンバンクの大きな特徴の違いを表にして比較してみます。
ポケモンバンク | ポケモンHOME | |
サービス開始時期 | 2013年12月 | 2020年2月 |
預けられるポケモン数 | 3000 | 6000 |
移動先のゲーム機 | 3DS | Switch (3DSからSwitchは不可) |
ポケモンGOから移動 | × | ○ |
スマホからの操作 | × | ○ |
預ける以外の機能 | ほとんどなし | 充実している |
利用料金 | 500円/1年あたり | 1980円/1年あたり |
比較表をみてもらうとわかると思いますが預けられるポケモンの数が増えたり、スマホやスイッチへの対応など、ポケモンHOMEは従来のポケモンバンクのアップデート版といってよいサービスです。
かつてのポケモンは各ソフトでゲットした自分のポケモンを通信機能を使って次のソフトへと移住させていました。
そのためポケモンたちはずっとゲームソフトの中にいたわけです。
そういった方法ではなくインターネット上で一元管理していくようになったのがポケモンHOMEやポケモンバンクです。
インターネット上に保存してあるためソフトのデータが消えたり、ソフト自体をなくしたりしても自分のポケモンたちがいなくなることはありません。
とても便利なサービスですが
以下、その違いについて詳しくみてみましょう。
移動先の対応機種が違う
ポケモンの移住ルールとして「新しいソフト(新しい世代)へ移住したら元のソフトには戻せない」といったものがあります。
つまり一方通行なんですね。
これは昔から現在も変わっていません。
ポケモンバンクのしくみ
ポケモンバンクでは当時の最新機種3DSでしたからDS以前のソフトでゲットしたポケモンたちを3DSへ送り出すことが主な目的でした。
ポケモンバンクの仕組みは以下のとおりです。
いきなりは無理ですが、途中何回かソフト間の移住を行う事でゲームボーイアドバンス時代のソフトから移住させることも可能です。
これまでポケモンバンクでは3DSのソフトへ送り出すことしかできませんでしたが、ポケモンHOMEに移動させる事も可能になりました。
ポケモンHOMEのしくみ
画像はポケモンHOMEのHPより
上記のようにポケモンバンクのからポケモンHOMEに送る事は可能ですが、
移動させるにはポケモンHOMEの有料プランへの加入が必要です。
ポケモンHOMEではスイッチで発売されたソフトへ送り出すことができるようになっていますがポケモンバンクや3DS以前のソフトへ送り出すことはできません。
昔のソフトのデータを新しいソフトにしか送り出す事ができない、一方通行なのは変わりません。
ポケモンGOでゲットしたポケモンの扱い
ポケモンブランドの認知度を普段ゲームをしない層にも普及させたのはまちがいなくポケモンGOでしょう。
そのポケモンのGOでゲットしポケモンは従来のポケモンバンクでは連携しておらず、送り出す事はできませんでした。
それがポケモンHOMEではサービス開始後は連携しませんが、後日対応予定とアナウンスされています。
ポケモンGOでは従来のシリーズでは手に入れるのが難しいポケモンでもたくさんゲットできたりとバランスが大きく異なるので何かしら制限が入るのではないかと思われます。
スマホでの管理
従来のポケモンバンクでは3DS上ですべて管理を行なっていましたた。
ポケモンHOMEではスイッチとスマホでそれぞれアプリが配信されます。
アプリ版では他の人と交換ができたりとスイッチを持っていない外出先でも交換や管理ができとても便利な仕様となっています。
預ける以外の機能
従来のポケモンバンクではバンクに預けたポケモンの数や期間によってポケマイルポイントというものが付与され、ゲーム内アイテムと交換できる機能がありました。
他にもソフト毎に捕まえたポケモンの情報をまとめて閲覧できるポケモン図鑑や捕まえたポケモンの数、野生のポケモンに出会った数などの記録を閲覧できる冒険の記録といったものがありました。
ポケモンHOMEでも同様に図鑑機能やポケモンHOMEポイントというポケモンバンクと同じようにゲーム内アイテムと交換できるポイントシステムがあったりします。
それ以外にもかなり多くの機能が追加されています。
数が多すぎるのでここでは箇条書きでまとめておきます。
ポケモンHOMEの新機能
- 交換(ミラクルボックス、GTS、グループ交換、フレンド交換)
- 全国図鑑
- ふしぎなおくりものを受け取れる
- あずけたポケモンの能力を確認ジャッジ機能
- マイルーム
- ポケモンHOMEポイント
利用料金
ポケモンバンクは利用するには年間500円と一律でした。
ポケモンHOMEではまず無料のフリープランと有料のプレミアムプラン、2つプランがあります。
そしてプレミアムプランは利用期間によって価格が以下のように異なります。
画像はポケモンHOMEのHPより
一番割安なプレミアムプランで比較したとしても一年間の利用料が500円から1980円へと値上がりしています。
これは利用する側としてはやはり残念です。
いままでが安すぎた、と考えることもできますが利用者としてはやすいに超した事ないですからね・・・
自分のポケモンはデータではなく家族ようなもの
ゲームの中でゲットしたポケモンたちは言ったらただのゲームのデータです。
しかし、昔自分が捕まえて思い入れのあるポケモンはもはやただのデータではない、と思う人も多いと思います。
かつては自分のポケモンたちはゲームソフトの中にいて新作がでたらそのソフトに引越しをする、という事を繰り返していました。
それがポケモンHOMEの登場で変わってきそうです。
これまでのポケモンではそれまで登場したすべてのポケモンが登場していたのですがスイッチで発売された「ソード/シールド」から一部のポケモンは登場しなくなりました。
ソード/シールドで登場しないポケモンはポケモンHOMEから送り出すことができません。
今後は基本的に自分のポケモンたちはポケモンHOMEにいて新しいソフトが出たときに出番が回ってきたポケモンがそこへ出かけていく、というスタイルになりそうです。
HOMEを起点として対応したソフトにお出かけしていくイメージでそういった意味でも「HOME」という名前が付けられているのでしょう。
ポケモンHOMEでは一番身近な機器であるスマホでも管理できます、だからポケモンたちは今よりもさらに身近な存在になっていきそうです。
おしまい。
「ポケットモンスター ソード/シールド」の追加コンテンツです。従来のシリーズで登場したポケモンから200種類追加されポケモンHOMEから送り出すことが可能になります。